5月の新入荷品と販売済品その1

オーディオみじんこでは日々品物が移り変わっています。先日はヒシクイが飛び立っていきました。本日も新たな飼い主の方が遊びに来られ、音楽を聴くのが楽しくなって毎日ヒシクイを使ってますとの嬉しいお言葉をちょうだしました。

 

バッキーも新たな主の元へ旅立っていきました。新たな主の方は、お店で一時間ほどお聴きになられ、ご自身のオーディオシステムのこと、なぜこのスピーカーに興味を抱かれたかなど、楽しい時間を共有でき、製作者のスタッフも、この方にお譲りできて良かったと申しつつ、わが子を手放す寂しさと、引き取り手が決まった安堵とが入り混じった心境が垣間見えたひと時でした。

 

旅立っていくものがあれば、新入りも続々と登場。これは私が製作したマークオーディオ7cmフルレンジユニット用エンクロージュア。7月19日発売予定のオントモムック、付録ユニットがこのマークオーディオのユニットで、このムックの作例として製作依頼を受けて製作したエンクロージュアです。

 

このオントモムックのマークオーディオ用エンクロージュアはラバーウッド集成材という板材でできています。いわばゴムの木ですね。1820x300x15のラバーウッド集成材を東急ハンズでカット。組み立ては私。箱の組み立ては2日で済みましたが、着色仕上げに4日ほど。チークカラーの和信オイルステインを2回塗り、ワトコオイルのウォルナットカラーでフィニッシュ。シックでアンティーク調の質感にしてみました。このエンクロージュア、木材の材質をパイン集成材に変えまして、家具職人が組み上げ、組み立て済ボックスとして当店で限定8ペアほど販売予定です。値段はまだ決まってませんが、ムックが2個ユニット付きで1冊税抜き5,000円らしいので、それに見合うエンクロージュア価格として、2台1組2万円程度を考えています。ムックも当店で販売予定で、エンクロージュアへのユニット組み込みサービスも行おうと思ってます。なお、このエンクロージュアの設計図と板取図と製作工程がムックに掲載されますので、自分で組み立ててみたい方は、それを読んで自分で板材をカットして組み立ててください。そうすれば7千円程度でエンクロージュアが2台作れます。

 

こちらは花蓮。先週組み上げた第二ロットです。初期ロットではユニットをねじ止め固定していましたが、第二ロットでは真鍮線を用いてエンクロージュアに縛り付けています。

 

ユニットを縛り付けるため、エンクロージュアのフロントバッフルには穴が設けられています。この穴に通された真鍮線をユニットのフレームに結んでユニットを固定しているわけです。なんでこんな面倒くさいことをしているかというと、ユニットをエンクロージュアからフロートさせるためです。

 

ユニットのフロート状態を完遂するため、ユニットフレームとエンクロージュアの間にはフェルトを挟み込み、リジッドに固定しないようにしています。その他、結構手間のかかる工程を何重にも重ねて「花蓮」は組み上げられているのです。「花蓮」は2台1組で49,800円ですが、製作の労力と時間と材料代を考えると、本当は倍の価格にしたいところでもあります。

 

第二ロットの花蓮も、ちりめんグリルネットが付いてくる点は同じです。ちりめん柄はいろいろございまして、購入時にお好きな柄を2枚お選びいただくようになっています。グリルネットだけの追加購入も2枚セット5,400円で承っています。我々スタッフの魂の籠ったスピーカーをぜひ一度聴いてみてください。