PULSAR50 Mk2 は50Ω同軸ケーブルで、10Mクロックのクロック信号の伝送に好適なハイエンド10メガクロックケーブルです。中心導体に2.0mmの4N純銀単線を用い、シールドに銀メッキ銅編組を使用。初代PULSAR50の根幹技術を継承しつつ、いくつかの改良を加えた後継モデルです。
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2.0mmの4N純銀単線をアニール処理し、手作業で徹底的に磨き上げたうえ、特性インピーダンス50Ωになるまで手作業でポリエチレン絶縁を銀単線に被覆。Mk2 では、導体との接触面にフッ素樹脂絶縁を加え、誘電率のさらなる低減を図りました。
このように製作した導体と絶縁材に、PULSAR50用に特注した銀メッキ銅編組シールドを被覆。
この銀メッキ銅編組シールドの上に、初代では最外装にPETチューブを被覆していましたが、Mk2では透明度の高い熱収縮チューブを被覆。銀メッキ銅編組シールドの硫化による変色を抑制しつつ、機械強度も増しています。仕上がりケーブル径は9mmです。
この同軸ケーブルに、中心コンタクト金メッキの大型50ΩのBNCコネクタを取り付け。これら一連の工程全て、当店工房で店主荒川が手仕事で組み上げています。手仕事でしかできない完全オリジナルの50Ω同軸ケーブルです。
仕上げにQBT処理を行い、レンジや解像度のさらなる飛躍を実現。
高周波は導体表面を流れる(表皮効果)ので太い導体は意味をなさないというのが、デジタル伝送では流布されていますが、導体の内部は表面に比して信号が通りにくいだけで流れてはいます。実際、2.0mm銀単線はオーバースペックなのですが、これによる音質向上は凄まじく、おそらく史上最強の50Ωデジタル同軸ケーブルです。
初代PULSAR50はオーディオみじんこの常連客の強い要望により2022年初頭より特注製作していたケーブルですが、MUTECのREF10やREF10 SE120ユーザーを中心に口コミで評判が広がり定番化。その後、大型BNCコネクタの入手困難により、やむなく廃番にしておりました。この度、大型BNCを再び入手できたこと、およびPULSAR50の復活を望む声が多々あったため、改良を加えつつ、Mk2として復活を果たしました。
PULSAR50Mk2は昨今流行りの10Mクロック伝送において、ハイエンド50Ωデジタルケーブルの究極の選択肢です。お使いの10Mクロックの潜在能力を最大限引き出します。
サトリアンプやダルジールなどに採用されているBNC電流伝送にも用いることが可能です。その場合はペアものとして2本必要で、備考欄にLR表示と明記してください。L/Rの色識別をコネクタに付加してご納品します。
1.0mが標準長さで、税込み55,000円。
長さ変更は10cm毎にプラスマイナス2,500円です。
ただし、材料の都合、1.5mくらいが製作長さの限界です。特注は1.5m以内でご検討ください。
SMAコネクタでの製作はできません。2.0mmの4N純銀単線が太すぎて、SMAコネクタの内部電極にはんだ付けができないためです。どうしてもSMA化をお望みの場合は、SMA
-BNC変換アダプタを取り付けてください。または、当店のもう一つの50Ω10メガクロックケーブル「COMET50」ならSMA仕様で製作できますので、COMET50のSMAを特注でご用命ください。
当店のケーブルの方向性について、商品名のシールを貼ってある方が上流、QBT処理シールを貼ってある方が下流です。その方向でQBT信号を流しており、方向性が決まります。ただし、人によって音の良し悪しの感じ方は違いますので、逆方向で接続して音が良いと感じられたら、自分にはそれが合っているという事で良いと思います。
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