ハイパーサブゼロトリートメント処理(旧エクセレントクライオ処理)

オーディオみじんこでは2018年2月より、サブゼロ処理研究所(CTL)のハイパーサブゼロトリートメント処理の受付窓口業務を行っております。

なお、サンドクオリティアイは10月より社名変更し、サブゼロ処理研究所になりました。これにともない、「エクセレントクライオ処理」は「ハイパーサブゼロトリートメント処理(Hyper Sub-zero Treatment)」に名称変更しました。

 

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直近の「ハイパーサブゼロトリートメント処理」は2018年12月12日に実施予定です12月8日まで当店へ持ち込みあるいはお送りください。


通常品の処理に加えて、ただいま電源ケーブルへのサブゼロ処理キャンペーンを実施中です!

Winter2018 サブゼロ処理研究所開設記念キャンペーンのご案内

あなたのACパワーケーブルが超サブゼロ処理で甦る!音質が飛躍的に向上する超サブゼロ処理を試してみませんか!
通常3万円半ば→特別価格税込 12,960(2mまで。下記写真のような両端モールド加工された機器の付属電源ケーブル)
 
通常価格6万円程度→特別価格税込 19,440円(下記写真のようなオーディオ用電源ケーブル)


■ 施工技術:ハイパーサブゼロ処理(Hyper Sub-zero Treatment-BASIC)
■ 処理実施日:2018年12月12日(水)
■ 受注数量:サブゼロ処理制御装置の炉内スペースに制限がある為、数量限定キャンペーン。
■ 受付期間:11月10日(土)~12月8日(土)まで。
詳しくはこちら

通常、「ハイパーサブゼロトリートメント処理」のお値段は1ml(1立方センチメートル)あたり税別25円です。処理する際は体積を小さくするためにできるだけコンパクトにして依頼をかけますが、どうしてもケーブルやパーツ間の空間が生じてしまい、この空間も料金に含まれますこと、ご了承ください。過去の事例からおよその金額の目安をお知らせします。

最低価格:5,400円(200ml)

処理金額例:イヤホンリケーブルで概ね、1本あたり4,000円前後→2本以上でお申し込みください。
コンセント、小ブレーカー、電源プラグ、IECコネクターで、概ね1個5,000円前後
電源ケーブル1本で概ね3~6万円

実際の金額は、「ハイパーサブゼロトリートメント処理(クライオ処理)」が上がってきてからのご提示になりまして、想定よりも安く済む場合もあれば、その逆もございます。事前の正確な見積もりが難しいことをご了解のうえ、処理後に正確なお値段のご提示になることをご承知の上、お申込みいただければと思います。


オーディオ業界で言うところのクライオ処理(クライオジェニック)を一言で表すと、CDや音響部品などを極低温に晒すことで、音質を向上させる処理のことです。

なぜ、クライオ処理で音質が向上するのかについては、どこのクライオ処理業者も、原子配列や分子のクラスターが極低温で凝縮され整列されることで、信号の通りがスムーズになる、という説明を行っています。

クライオ処理と言うと眉唾に思われる方も多いと思いますが、要は刃物やステンレスの物性を均一に整えるために行われる「サブゼロ処理(深冷処理)」という熱処理をオーディオ的に言い換えたもので、オカルトではありません。マイナス100度までのサブゼロ処理が普通サブゼロ処理で、マイナス130度以下の極低温サブゼロ処理があります(参考文献)。クライオ処理はサブゼロ処理装置を使って行われます。私はかつて恒温恒湿槽メーカーで働いていたことがあるのですが、その当時お得意先の金属加工業者でサブゼロ処理槽を使っているのを見かけたことがあります。

サブゼロ処理にはドライアイスを使う方法、液体窒素に漬ける液体法、極低温の雰囲気に晒すガス法があります。どの処理方法を採用しているか、どのように温度を上げ下げしていくか、そしてトータルの処理時間が、クライオ処理を行っている各社のノウハウとなっています。

クライオ処理業者としては、古くはクライオオーディオテクノロジー社(CAT)のスーパークライオ処理(SC処理)が有名で、私も同社の金メッキ圧着端子やクライオヒューズ、クライオブレーカーを使用したことがあります。担当者の他界によって同社は営業停止したものの、現在はサウンドデンがSC処理を受け継がれています。

大田区のサウンドアティックスもクライオ処理と電磁処理を組み合わせたRAC処理(リアルオーディオコントロール処理)を行ったコンセントや電源プラグを製品化していて、BtoBでクライオ処理を行っていますが、ホームページを見る限りでは個人ユーザーからのクライオ処理受け付けはやっていないようです。ちなみに、パナソニックのWN1318にクライオ処理を行ったRAC1318は、オリジナルに比べてくっきりすっきりして、音像のにじみが減少し、音質がアップしているのが分かります。

フルテックも、マイナス196度クライオ処理と電磁処理を組み合わせたFURUTECHαAlpha Process(αプロセッシング処理)を自社製品に行っています。

AETも、素材を徐々に冷やして最終的にマイナス196度の液体窒素に漬け込む、MPC (マルチプロセスクライオ) というクライオ処理を自社製品に対して行っています。(同社が旧来行っていたDCT処理と同義?)

いまから10年ほど前には、クライオ処理をウリとしたサウンドクオリティアイ(SQI)が設立(現:サブゼロ処理研究所)。EXC処理(エクセレントクライオ処理)を施したRCAケーブルやスピーカーケーブルなどのピュアオーディオ用ケーブルだけでなく、車用のクライオ処理ヒューズやクライオ圧着端子など、カーオーディオ関連のクライオパーツを多く発売。さらには、CDやオーディオパーツのクライオ処理サービスも開始。私は前職のオーディオケーブルメーカー在籍時に、同社社長の筒井浩氏と知り合い、同社へ電源ケーブルをOEM供給した経緯があります。前職でのお付き合いはそれっきりだったのですが、昨年初めにフェイスブックで繋がったのを契機に、私のラジオ番組オーディオ実験工房にご出演いただきました(2018年2月28日放送予定)。


サブゼロ処理研究所 代表取締役 筒井 浩(つついひろし)
1957年 福岡県出身。大阪府在住。
1976年 関西大学社会学部入学。学生時代に電気の街;日本橋でんでんタウンのオーディオ専門店でアルバイトをしたのがきっかけでオーディオや音楽の魅力に引き込まれる。
1979年 卒業を待たず、そのままホームオーディオ専門店に就職。まっしぐらにハイエンドオーディオの深淵に突き進む中、米国PAD社(Purist Audio Design)のハイエンドオーディオケーブルを通じてクライオ処理の素晴らしさを知る。
1984年 オーディオメーカー、問屋にて業界の見聞を広めるかたわら、先進国のサブゼロ処理の文献を読み漁り、研究を進める。
2005年 熱処理専門会社との共同研究の結果、独自技術であるエクセレントクライオ処理を開発。他に類を見ないオーディオファイル向けの新しいクライオ処理を発表する。
2006年 株式会社サウンドクォリティーアイ/サブゼロ処理研究所を設立。
2018年10月 社名を株式会社サウンドクォリティーアイからサブゼロ処理研究所に変更。

この放送では、クライオ処理CDとノーマルCD、クライオUSBメモリーとノーマルUSBメモリーとの聴き比べなどを行って、あらためてクライオ処理の効果を実感しました。放送の中で「クライオ処理は直接受けているのか、代理店を介して依頼するのですか?」と私が尋ねると、筒井氏曰く「直接も受け付けますが、基本的には代理店通しでお願いしています。関西には代理店がありますが、関東には代理店がない状況です。」とのご返答。「では、私が代理店をやりましょうか。」ということに。このようないきさつで、当店でSQIのクライオ処理の代理店業を執り行うことになりました。以下はSQIのホームページから抜粋した同社の「ハイパーサブゼロトリートメント処理」の説明です。

 


 

 

「ハイパーサブゼロトリートメント処理」とは?

「ハイパーサブゼロトリートメント処理」はサブゼロ処理研究所が開発した独自技術を使った新しいクライオ処理。 コンピューターによる厳密な温度管理のもとで行う「ハイパーサブゼロトリートメント処理」はクラスターがきちっと揃い、信号の流れが一気に向上します。

超サブゼロ処理に造詣が深い事で著名な国内有数の熱処理専門会社とサブゼロ処理研究所が「サウンドクォリティーの向上」を目的に共同技術開発を行った「ハイパーサブゼロトリートメント処理」。 冷却工程(部材の熱を取り除く工程)、沈静工程(原子の移動を行わせる工程)、除冷工程(極低温状態から常温に戻す工程)の検証や温度帯域の研究、及び温度管理技術の研鑽の結果、私共は透明度、解像度、臨場感が群を抜いた、良質なサウンドを獲得することに成功しました。さらに、正確なオーダーによる「分子の再整列と不純物の除去」は中音域のナチュラル感と低域の剛性感をもたらせました。 また、「ハイパーサブゼロトリートメント処理」はコスト面では不利になりますが、デリケートなオーディオ製品に処理を施す必要から、一般的に多く使用されている液体法ではなく、希少なガス法を採用。その事により、鋼材や非鉄金属(アルミニウムや銅等)等の金属だけではなく、樹脂などの有機材料にもクライオジェニックストリートメントを施工することが可能となりました。しかも安定した品質を保持する為に、全ての工程をコンピューター制御しております。

「ハイパーサブゼロトリートメント処理」の3大効果

  1. 電気の流れが大幅に改善される(分子の再整列と不純物の除去。不純物が純物に変成)
  2. 錆に強くなる(表面硬化による抗酸化作用)
  3. 品質、性能が揃う(コンデンサーや抵抗のスペックが揃う)

 

音質の主な特徴

  • 圧倒的なレスポンス
  • 細かなニュアンスまでも逃さない高解像度
  • 損われることのない中域のエネルギー特性
  • クリアーな立体感のある低域
  • 従来のクライオ処理に在りがちな高域の嫌なピークがありません
  • サウンドの曇りが取れ、豊かな倍音と表現力が甦ります

 


というわけで、「ハイパーサブゼロトリートメント処理」の特徴と効果をご紹介しました。オーディオみじんこでは、以下の「ハイパーサブゼロトリートメント処理」サービスを受付いたします。

持ち込み時に、当方で体積を測って金額を算出いたします。金額にご了承いただければ、「ハイパーサブゼロトリートメント処理」代をお支払いいただきます。「ハイパーサブゼロトリートメント処理」が終わりましたらご連絡いたしますので、当店でのお引渡し、あるいは郵送でご返送いたします(送料はご負担ください)。


「ハイパーサブゼロトリートメント処理ベーシック」
Hyper Sub-zero Treatment(Basic)
(24時間クライオ処理)
~2カ月に1回ペースで実施~

 対象ディスク:CD/DVD/BD
1枚~11枚 1枚あたり ¥1,026(税込)
12枚~  1枚あたり540円(税込)

 


「ハイパーサブゼロトリートメント処理エクセレント」
Hyper Sub-zero Treatment(Excellent)
(48時間クライオ処理)
~4カ月に1回ペースで実施~

 対象ディスク:CD/DVD/BD
1枚~11枚 1枚あたり ¥1,620(税込)
12枚~  1枚あたり1,080円(税込)

 

 


「ハイパーサブゼロトリートメント処理ベーシックLP処理」
~2カ月に1回ペースで実施~

対象ディスク:LP
EXC-BASIC-LP処理(24時間)10枚セット15,000円(税込)


「ハイパーサブゼロトリートメント処理エクセレントLP処理」
~4カ月に1回ペースで実施~

対象ディスク:LP
EXC-LP処理(48時間)10枚セット30,000円(税込)

 


EXC-BASIC-パーツ処理(24時間クライオ処理)
~2カ月に1回ペースで実施~

 対象品:ケーブル・真空管・コンデンサー・プラグ・その他
単価:1立方センチメートルあたり ¥25(税込)
最小受付体積:200立方センチメートル(¥5,000税込)
(上記体積以下の依頼品は上記金額)


EXC‐パーツ処理(48時間クライオ処理)
~4カ月に1回ペースで実施~

 対象品:ケーブル・真空管・コンデンサー・プラグ・その他
単価:1立方センチメートルあたり ¥50(税抜き)
最小受付体積:200立方センチメートル(¥10,000税込)
(上記体積以下の依頼品は上記金額)

 


<注意事項>

  • エクセレントクライオ処理を行う際は、こちらの同意書に同意していただく必要があります。あらかじめ同意書をプリントしてサインと捺印の上、依頼品に同梱してご持参ください。お忘れの場合は、店頭でも用紙をご用意いたします。
  • エクセレントクライオ処理の処理時期/締め切り時期は、このページや当店のブログで公開します。
  • CD/DVD/BDは純正ケースから出して、ディスクだけを不織布やPPなどのCD・DVD・BDディスク袋に入れてお持ち込みください。そのままクライオ処理します。CD袋は100円ショップなどで安価に入手できます。
  • LPはジャケットに入れたままお持ち込みください。そのままクライオ処理します。
  • EP/SPの処理実績は今のところございませんが、同額にて承ります。
  • パーツ処理に持ち込まれる部品は、破損しないよう箱や包材に包んでご持参ください。
  • パーツ処理でお得なのは、例えば上記の最小単位となるような200立方センチメートルの箱を作り、処理したいパーツを詰め込んでご持参いただくことです。
  • エクセレントクライオ処理の今までの実績では、破損はないとのことですが、処理で不具合が生じても当店では一切の責任を負えないので、あまりに高額な部品や、デリケートで破損する恐れがある部品など、当店で処理が不適と判断した部品は、処理の受付をお断りすることがあります。
  • パーツ処理の計算方法は、お持ち込みの際に、ピンなどの突出物を含む最大幅×最大奥行き×最大長さを定規で測り、直方体として算出します。リード線など折り曲げてよいものは折り曲げ、体積を小さくして図ります。
  • 例えばコンセントでパナソニックWN1318を例にとると、このコンセント1個のEXC‐BASIC‐パーツ処理は、幅5cm×奥行き4cm×長さ11cm×25円(税込)=220立方センチメートル×25円=5,500円(税込)となります。
  • 例えば直径1.4cmのプラグが付いて、ピンを含む全長100cmのRCAケーブル1ペアのEXC‐パーツ処理は、
  • 1.4cm×1.4cm×100cm×25円×2本=9,800円となります。
  • クライオ処理は安いものではないので、じっくりお考えの上、ご依頼をご決断ください。
  • お客様が期待したような効果が得られなかったとしても、お代金の返金はできません。
  • 処理後のディスクやパーツ毎に、EXC-BASIC処理シール・EXC処理シールをお付けしますので、ご自身でお好きなところに貼ってください。

 

上記はSQIのサイトにアップされている、エクセレントクライオ処理を行った方々の声をまとめたものです。私自身が感じた、CDへのEXC-BASIC処理(24時間クライオ処理)の効果は、処理前に比べて、スムーズに楽器の音色が広がり、雪解けのまだ肌寒い季節に木の芽が芽吹き始めるような、とても素直で静寂さが増す印象でした。一方のEXC-CD処理(48時間クライオ処理)の効果は、個々の楽器が鮮明にエッジが利いて、新緑を思わせるようなフレッシュで生命力溢れる印象。筒井さんはミュージックバードにご出演された際に、EXC-BASIC処理は音楽関係者が好まれ、EXC-CD処理はオーディオファンが好まれる傾向にあるとおっしゃられていました。

ところで、ミュージックバードではCDでの体験でしたので、本当にLPで効果があるのか、私も現時点では体験していないので不明です。LP盤におけるエクセレントクライオ処理の効果について、筒井さんのフェイスブック(2018.2.6)に記載された記事を転載します。


LP盤におけるエクセレントクライオ処理の効果をまとめてみました。あくまでも私個人の所感です。筒井 浩

  1. 微細構造レベルで物質の結晶構造が変化し、残留応力が減少する。→LP盤は成形して冷却する際に内部に機械的なストレスが生じるが、それが極低温処理で取り除かれ、物質(LP盤)の特性が改善される。
  2. 分子構造が変化し、均一化されることにより、LP盤の振動を減少させる。→スタビライザー的な効果が考えられる。
  3. 極低温処理は物質の表面を硬化させ、かつ平滑にする。そのことにより、トレーシング効果が上がる。またカートリッジとLP盤との間に発生する熱に起因する歪みが減少する。
    残留応力:外部からの力が除かれた後や、温度分布が変化した後に物体内に残る応力。物質の不均一や、不均一な加熱などによって起こる。